(桜の見ごろに雨続きでしたね…。)
ともや塾初年度の春期講習を終えた。
日程は,3月26日~4月1日のうち,木金月火水の5日間だった。
5年生
午前中の150分。
春期は「言葉の学習」をやっておきたかったこともあり,国語を長めにとった。
理科・社会を学ぶときや,適性検査型入試に対応するために,国語の学習は不可欠だ。
そうでなくとも,教育は知識偏重の学習から思考・分析・判断の学習へ向かっている。
思考・分析・判断をするときには,国語の力がいちばん基底となる。
時間をかけてじわりと学習する必要があるため,入試直前の小手先での国語には,やれることとやれないことがある。
今のうちから国語をやっておくのが肝要だ。
算数は,「整数」と「小数の筆算の復習」を。
現状,塾では新しい導入をどんどんやっていくため,練習時間があまり取れていない。
これから必要に応じて練習をするためにも,量と頻度で理解度を確認していく。
理科社会は,ふだんよりもずいぶん短めに,なかばオマケのような時間となった。
4月からはまた通常通りのペースで学習していく予定。
6年生
午後の240分。
長時間となることもあり,毎度ながらタブレットやアレクサで息抜きをしながら学習。
5年生と同じく国語をいつもより長めに。
毎日新たな学びがあるようで,楽しそうで何より。
算数は毎日授業するタイミングで難しめの単元を。
しっかり思考することができて何よりだ。
理科・社会は,単元を進めつつ,復習もしつつで進めている。
予定よりずいぶん早く進んでいるので,年間予定としては早めに総合問題に取り組む時間が取れそう。
そうなると,算数の時間に傾斜をかけることもできるかもしれない。
算数は,いくらやってもやりすぎることは無い科目だから,時間が取れるのはありがたい。
中学1年生
1日目は文字式の最後のところ,2日目から5日目は「正負の数」「文字式」の問題演習を。
いざ問題演習をしてみると,(失礼ながら)想定以上に身に付いている!
ハッキリ言って,周辺地域でいちばん難しいレベルの演習問題をやっていたのだが,「説明」を含め,応用問題を思考する力もバッチリだ。
ふだん,「最高水準問題集」(本のタイトルそのまま)の問題を宿題に出すことも多く,できたりできなかったりしているところを見てきたものの,基本~標準レベルがこんなにも余裕になっているとは!
子どもたちの成長がスバラシイ!
(おかげさまで,授業では解説が必要な場面が少なく,タイヘン楽させていただいております…。解説が必要なのは,ガチ難のところだけですね…。)
最終日には質問のあった「部分分数分解」を補習。
「部分分数分解」は,「受験算数」や「難しめの問題集」に取り組む機会が無ければ,高校2年生の「数列」の単元まで目にすることが無い子も多い。
だけど,一度でも事前に「こういった考え方があるのか…」ということを知っておくだけでも差がつくものだから,意欲のわいたときに知っておくべきだろう。
(最終日も「ガウス記号」を学びました。)
逆に,これからも「ムリヤリやらせる」ということはなるべく避けていきたい。
これが,ともや塾の根幹の部分だ。
私個人のこと
お昼を30分に設定していたのだが…。
5年生の帰り(「追い出し」という表現もよく聞くが…)に10~15分,6年生の迎えに10~15分と考えると,「お昼の時間が取れないな…」というのと,「何かあったときに対処できないな…」というのが正直なところ。
だけど,長くても時間をムダにしてしまうことが多いし,現状の人数であれば,夏期講習もお昼は30分にしておいて,夜のまとまった時間にプリント調整の時間を取ったほうが良いともいえる。
が,午後のパフォーマンスを上げるためにも,20分程度の昼寝の時間は取ったほうが良いとも考えている。
お昼の20分間だけでも「完全休業」の時間を作るべきだろうか…うーむ…次の季節講習までの課題だ。