【社会】裁判員制度が何をもたらしたか?

Posted on 2020年9月21日【社会】裁判員制度が何をもたらしたか? はコメントを受け付けていません

少々余裕が無く,本日分から4日分ほど一気書きしております…。

(「いっき」で変換すると直ちに「一揆」が出てしまう…。)

裁判員制度

裁判員制度とは,有権者(すなわち一般国民)から無作為に選出された人たちが裁判に参加する制度である。

地方裁判所で行われる刑事裁判の第一審,さらに重大事件に限られる。

目的は,「日常感覚や常識を裁判に反映させること」とのこと。

現実的には

裁判所書記官の方など,知り合いに裁判に関係する方々がいらっしゃるのだが…。

「裁判員裁判の印象は?」と端的に聞いてみたところ,次のような意見が。

「軽い犯罪はより軽い罪に,重い犯罪はより重い罪に,極端になりがちですね」とのこと。

心理の考察(私見)

この結論を聞き,私なりに「なぜなのか?」を多少考察。

「軽い犯罪は自分もやってしまいそうだから犯罪者視点で,重い犯罪は自分がやることはないから第三者視点で考えてしまうのでは?」

「集団心理がはたらき,一人が『刑を軽くすべき』と言えば全員がそちらに流れ,一人が『刑を重くすべき』と言えば全員がそちらに流れるのでは?」

…など。

会議や討論の場でも,「最初に意見を述べた人の意見」に全員が引っ張られがちであることはよくあるもので,これが集団の弱点でもある。

(この心理を利用する側にとってはオイシイ心理なのであるが…。)

正答はわかりはしないけれど,こういった具体例を聞いたときに常に自分で考察するクセをつけておくと,思考力が養われる。

その他,新たな視点からのご意見があれば,ご遠慮なくコメントをいただければ!