中学の新しい英語の教科書

Posted on 2021年4月20日中学の新しい英語の教科書 はコメントを受け付けていません

書こう書こうと思っていたけれど,いつの間にか新年度始まってしまいましたね…。

新しい英語の教科書

新課程になって小学5年・6年で英語が完全に「教科化」されたこともあり,それに伴って中学の英語がレベルアップしている。

小学校で2年間英語を学習してきた体で進むかたちになっている。

授業がどのように行われるのかはわからないが,教科書上では「Unit1」から「be動詞」「一般動詞」「can(助動詞)」が出てくるとかなんとか…というお話を聞きました。

今年度は実際の現場でどうやって学習しているのか実態を知るのは難しいが,中学校側もタイヘンだろうなと感じる。

また,そういった現場が混乱している中で,さらに個々の子どもたちは,各家庭で英語の習い事をしていたりしていなかったり。

さらに英語の習い事でも「英会話」をしていたり「英検を軸にした勉強」をしていたりと方向性もまちまち。

英語の授業の焦点をどこに当てれば良いのか,英語の先生も苦労することだろう。

いずれにせよ,小学校の先生も小学生への英語指導について,予測できる部分と予測できない部分があるだろうなと感じる。

基本的には受験が控えていないため,指導の目的もまちまちになってしまうのかなぁと思ったり。

小学英語

小学5~6年の学習において,中学受験,しかも4科目受験の勉強をするならば,英語の学習時間を取るのは難しい。

これは,高校受験・大学受験と異なり,学校で学習する内容と中学受験で必要とされる内容が乖離しており,膨大な時間が必要であり,現状の4科目の勉強で手一杯だからだ。

が,今後入試科目の変更などがあれば,それに即して塾のスタイルも変更してゆかねばならない。

今後「小学英語」を指導する機会も出てくるのではないか…と考えている。

現場で指導している身としては,「ただでさえ国語力を鍛える必要があるのに…」と感じているし,小学校と中学校の英語教育の接続がうまくいくところとうまくいかないところでまた差がつくだろうな…ということも感じている。

既に決まり,始まったことに関して文句を言っても仕方がないため,配られたカード,変更に対してどう動くかを考えるしかない。