教科担任制について思うこと

Posted on 2021年12月26日教科担任制について思うこと はコメントを受け付けていません

うちは全教科ともやが担任ですね。

教科担任制

SNSを眺めていた。

これは支援級の話題であるのだけれど,それに限らず,複数人で担任をすることって「責任回避」の側面が大きいのですよね。

何かあったときに,「できなかった言い訳」を述べやすい。

「大学受験の指導をする中で,全教科同じ担任」,これが難しいのは分かる。

が,中学入試,高校入試では1人の担任がすべての科目を指導することは難しくはない。

むしろ「学校により対策が異なる」のであれば,全科目のうちどこに力を注ぐべきかを見ることができるよう,1人が担任すべきだろう。

小学生であれば,多くの場合は「科目」というより「意識」の問題が大きい。

(例外もあるとはいえ,中学受験を経験した多くの保護者様が納得されるハズ…。)

これは「科目担任」の立場では踏み込むべきか否かが難しくなる。

なぜなら,2人以上の指導者が居た場合,同じ場面で全く異なる方向性の指導をしてしまうことがあるからだ。

そうなると,「科目指導以上のことは指導できない」「細かい意識付けなどはできない」という事にもなりかねない。

ゆえに,1人の担任がすべきだろうと考えている。

「同じ学年を通して数年間持ち上げる」といった意図があるならば,2人の担任が分担するのはアリかなぁとは思う。

この場合,どちらがメインの担任であるのかをハッキリさせ,あらかじめ役割分担をしておくべきだろう。

そんな中で,学年が上がるたびに担任は代わるし,科目によって先生も違う。

こういった場合は情報の共有やきめ細かい指導なんてできるのかなぁと思う。

これについてはあまり言及しすぎると以前の職場での愚痴が始まりそうなので,このへんで。