またもや11月の話題を。
椅子4脚の重さは7キロ、48脚の重さは?…正答率約55%
↑ニュース記事。
俎上に上げられたのは小学校6年算数の「椅子4脚の重さは7キロ。この椅子48脚の重さは何キロですか」という内容の問題です。
「その問題の最大の問題は、その正答率が全国平均55%だってことです」
算数が身に付いておれば,考えるまでもなく解が出ているのではないかなぁと思うのだけれど。
小学校の状況をいろいろと伝聞で聞いていると,算数の問題はそもそも数字を見てテキトーにかけるか割るかしかしない子も少なくないようで。
この短い一文ですら計算の以前に読解できないという状況も伺ったりする。
伝聞だと目立った情報だけ偏って出回ったり,また属している集団による偏りもあろうことと思う。
が,このような出題で『正解できるか否か』が争点なのかぁと。
ちょくちょく『そんなもの解けなくても云々』といった反論を聞くこともあるが,そもそも解けるか否かというより問題を読んだ時点でほぼ解が出ている状態なのではないか。
たとえばスーパーで『398円』の品物に『20%引き』と書かれていたとして,見かけた時点で『320円くらいか』と理解するのと同様だろう。
これは数学を専門に扱う以前に,日常生活で『どこまで見えているか』に差が出るようなことなのかなぁと,そう感じる記事であった。