きみとぼくとはねじれの位置で。
「ねじれの位置」京大も阪大も出題
京大も阪大も今年「ねじれの位置を出題」で衝撃が走った理由 多くの受験生はノーマーク、SNS上で大盛り上がり
↑ニュース記事。
↑京都大学理系数学より抜粋
↑大阪大学理系数学より抜粋
『ねじれの位置』自体は中学1年で学習するし,それ自体は難しい概念ではない。
が,子どもたちの様子を見ていると,やはり空間図形のイメージは難しいよう。
中学数学の現場では『垂直』と『直交』の使い分けができない指導者を見かけることもある分野で。
『当たり前のことを当たり前のようにする』といったことを掲げる私立校もあるが,『当たり前のことを自分のものにする』というのはやはり難しいらしく,東京大学はじめ学力上位の大学の入試問題としてもよく扱われる。
数学の融合問題を扱う時間はいくらあっても足りないもの。
単なるテクニック的なものの学習ももちろん必要なのだけれど,『いま自分が何を扱っているのか』迷子になってしまっている状況はよく見かける。
能動的な学習を促したいものだ。
余談
京都大学の数学といえば。
2006年に出題された,あまりに短い問題が半ば伝説となっている。