体験授業2/4 ~新5年生

Posted on 2020年2月5日体験授業2/4 ~新5年生 はコメントを受け付けていません

6年生の指導が終わり,「在籍人数0人から再スタートかぁ」と気長にやるつもりでいたのだが…。

体験授業の受付

ともや塾では体験授業をやらないつもりでいた。

体験授業をやらない理由は以下の2点。

「体験で来た子が気になり,在塾生の集中力が削がれる恐れがある。」

「体験で来た子にばかり私の気がいってしまい,ふだんから来てくれている子への対応がおろそかになりかねない。」

今回体験授業をやることにした理由は以下の3点。

「新5年生はそもそも在塾生がいないので,『やらない理由』にひとつも抵触しない。」

「在塾生にとって,新しい子がいたほうが気分転換になり,いつもより勉強に集中できる場合がある。」

「ふだんの授業とは別立てで個別指導体験であれば,時間さえ合えば可能である。」

いずれにせよ,今後も「今来てくれている子たち」を主軸に物事を考えることにしているから,「体験受付」については普段の授業内容との兼ね合いになるだろう。

例えば,「テストだけを行う予定の日」に体験を希望されたりしても,ご希望に沿うことが難しいといった具合だ。

また,在塾生を主軸に置くため,体験の子や外部の子のほうが有利になるようなサービスは行わない。

例え新入塾の機会が増えたとしても,私の信条に反するためだ。

(こういった,自分の中で葛藤を生むようなことってストレスになるんですよね…。ワークライフバランスを大切にするため,ムダなストレスは減らしておきたい。自分の身体こそが商品であるため,健康第一。)

5年生の体験授業

2名の子が受講してくれた。

3時間の体験を希望されていたので,ガッツリと国語・算数・社会を。

国語は「漢字テスト」と「読解問題の解き方」を

算数は「直方体・立方体の展開図」を

社会は「世界のすがた」を

新課程の教科書は,現行課程より詳しくなるはずなので,新年度教材を参考にしながら必要だと思われるところまで授業。

いきなり難しい内容もあったけれど,楽しんでくれていると良いなぁ…。

(社会については,中学1年生に世界地理の授業をした経験が,今,とても役に立っているなぁ。いろいろな学年・科目を引き受けてきて本当に良かった。)

両名ともに現4年生でありながら,3時間ずっと興味を持って授業を受けてくれた

これから通ってくれるかはわからないが,こちらの提供できるものは示せたはずだ。

あとは,需要と供給がマッチするかどうかだけの問題である。

冬休みから来てくれた6年生もそうだけれど,意欲のある子たちばかりがともや塾に来てくれている

今のところ特にテストを行っているわけではない。

ホームページに講師情報を公開し,私の指導方針の分かるようなブログを更新していることにより,賛同する方だけが門を叩いてくださるからだろうか…不思議だ。

塾の情報の詳細

通ってくれている子に対し,最適な提案をしていくのが私の使命だ。

「やっていることをもっと前面に押し出したらどうか?」

との意見も複数いただいているのだが,これについては難しい問題だと考えている。

「提供できるもの」を前面に出し過ぎると,上手く搾取だけしようとする方が押し寄せてきた場合,本当に私の指導を望まれている方へのサービスの質が低下する可能性が高い。

また,一度前面に出してしまうと,「今の状態だとAのサービスは不要で,Bのサービスをやったほうが子どものためになるだろう」と考え直したとしても,事前に述べたことをやらないわけにはいかなくなる。

だからこそ,この点は慎重に判断したい。

ずっとこの仕事をやっていく覚悟であるだけに,興味を持ち,真剣に検討されている方に適切なサービスを提供するのが大切だ。

内容が不透明であることは塾を選択しづらいということは承知している。

が,私が需要を掴み切れていないがために,見当違いなサービスを明言し,そちらにリソースを割かねばならない…となることが予想される。

少人数の子たちに授業を提供していく中で,数年かけながら慎重に決めていきたい。

また,提供できるものは私の身体自身であり,それは常にアップデートしながら用意している

あとは,信頼を頼りにやってきてもらい,やってきた子に対して自分の指導を組み替えていくだけだ。

だから,入塾に関しても「懇談させていただき,需要をキャッチし,こちらから提供できるものを提案」というかたちを取っている。

いくらお金をいただいても,需要にお応えできない場合は,事前にはっきりと「応えられない」と述べたほうが双方のためになる。

これは,お金だけでなく,子どもの時間もムダにしないためだ。

誠実な指導をすることこそが子どものためになり,それが塾のブランディングになる。

「ともや塾に通って良かった」「通えなかったけれど,相談してみて良かった」という声が,少しずつでも増えてくれれば…と考えている。