※ この記事は，27日木曜日の夜に書き，本日追記をいくつか加えたものになります。
※ 混乱を避けるため，詳しい確定事項については，関係する方に対し追ってご連絡致します。
2/27木のニュース
27日夕方にあった医師会からの要望。それに応えて安倍首相が実際に述べた内容は以下。
「全国すべての小学校，中学校，高等学校，特別支援学校について，３月２日から春休みまで，臨時休業を行うよう，要請します。」
文部科学省の対応は以下。
「今後，全国の関係機関に要請を行う。」
私の見解は以下。
「27日木曜日に要請を発表すると，早くても28日金曜日に自治体ごとの教育委員会が決定して各教育機関に通達となるけれど，『３月２日月曜日から休み』という内容を子どもや保護者まで届けることができるのか…？そして，『要請』となっているが，広島県の教育委員会はどう判断するのか…？」
すでに動いている自治体
北海道，千葉市，大阪市などは，すでに自治体側の判断で休校期間を決めていたよう。
今回，国から「期間」まで要請されているが，変更するのだろうか。
広島県の対応
すでに「卒業式」などは縮小する方向で動いていたようで，「卒業式」に関わる措置について，ずいぶん細かく発表している。
が，そのタイミングでの国からの要請だ。
これからどのように動くのだろうか…。
（28日金曜日の今日，すでに動きがあるのだろうと思うが…。）
三原市の対応
（2/28金，追記）
３月２日（月）～３月25日（水）の期間，三原市内のすべての小中学校を休校。
次回の登校は４月６日（月）。
（2/28訂正）３月２日～３月25日，三原市立小・中学校を臨時休業とする。
（他の書面を参考としていたのですが，後ほど教育委員会のホームページで確認し，訂正して謝罪致します。学校現場も混乱していることと思います。）
国からの急な要請により決定し，変更の余地のないことのみを迅速に伝達したようだ。
卒業式の行事など，これから検討できるものについては，追って連絡というかたちのもよう。
ともや塾の対応
「先生，小学校が３月いっぱい休校になりますよ！」
ちょうど現６年生の授業終わりに，保護者から情報をいただいた。
結論を述べておくと，「どのような対応を取るのか，27日現在全く決めておりません。」
決めていない理由は，行政側の判断を仰ぐのが先であるし，「決定」のあとに「変更」があると混乱が生じること，連絡する関係者がごく少数であること，SNSやSMS，ブログでの連絡が可能であること，最初の授業日までにはっきりさせること…等が挙げられる。
何より決定するのは小学校の動きが分かってからのほうが良いだろう。
現在新年度通ってくれると表明している子たちは少人数であるため感染の危険は極めて少ないとはいえるが，子どもたちの安全を考えれば「一時休校にすべき」とも言える…。
症状が出る出ないに関わらず，日常生活を過ごす中で私自身が保菌者となる可能性もあるわけで…３月スタート予定であるからこそ，難しい判断だ。
まあ，スタート直後でなくてスタート前であるのは，中途半端にならない分，不幸中の幸いかもしれない。
いずれにせよ，保護者や子どもの要望が，「感染拡大の阻止を第一に考えるべき」なのか，「学校が休校になった今こそ塾に預けたい」なのか，どちらなのかを考え，要望を聞きながら判断する。
国の対応について思うこと
「感染拡大の早期終息」という観点から考えれば，「イベントの中止や無観客興行などがかなり常識になり始めた」「在宅勤務を行う会社が増え始めた」というこのタイミングでの決定は英断だと考えている。
本来であれば，「やりすぎなくらい早いうちから，やりすぎなくらいの対策を講じて予防し，感染者をほぼ出さずに終息させる」のがベストだ。
だけど，予防が大成功をおさめると，「何も起こらなかったじゃん」「こんなに大げさにする必要あった？」「国民を混乱させただけ」という世論のほうが強くなるのは目に見えている。
これが私から見て腑に落ちない部分で，「ことが起こる前に予防する」よりも「ことが起こってから対症療法を行う」ほうが世の中の評価は高い。
話がそれたが，今回はある程度ニュースでも目に見え始め，そして世の中も「人が集まるイベントは中止」「仕事は在宅勤務へ」の措置を取るなど動き始めたこのタイミングで，感染しやすく，キャリアとなりやすい子どもから終息させてゆくというのは有効であると思う。
やるのならば，中途半端にやるのではなく一斉にやらねば効果は薄い。
結果，今後どうなるかは正直わからない。
突然の発表に混乱する現場やご家庭が多いのも分かる。
だけど，今回「医師会」という専門機関からの要望があり，国がそれに対して迅速に応えたこと，これが新型コロナウイルスの早期終息に結び付いて欲しいと願う。
この件に関する情報は，関係する方々には追って連絡致します。
