ここまでの旅程:柏島→遊子水荷浦の段畑→宇和島鯛めし
宇和島城
今後も宇和島を訪れる機会は少ないだろうと考え,現存十二天守のひとつである宇和島城へ。
(現存十二天守のうち4つが四国にあり,中四国の範囲に6つ,すなわち半数が集中しているのですよね。)
壊されなかった城が多いのは田舎だからかな…。
さて,素朴な入口である。
地図も簡素。
区別がつかないほど溶け込んだ石段と石垣。
この日は宇和島城の石段,前週は仏通寺の石段,前年は祐徳稲荷の石段を登っていたのだよな…。
これはもう「国境なき石段」を名乗っても良いのでは?
お昼どきで日差しが暑かったが,石垣と太陽が美しい。
(旗がちょっと無粋に見えちゃうなぁ…。)
天守付近からの眺め。
さほど高くはないものの,入り組んだ海が見られ,さすが宇和海沿岸…と感じるなど。
天守は…。
ちょこん。
こじんまりした天守である。
「ショボかった」という声を聞くこともあるけれど,華美なことよりも,現存十二天守であることなど歴史に価値を感じるお城だと考えている。
もちろん中も見学。
各階に展示物もあったけれど…。
建物自身をじっくりと観察して楽しんだ。
現存十二天守の楽しみってこういうことろだよなぁ…。
身近なお城,広島城は外観復元天守,福山城は復興天守であり,博物館的な展示を楽しむことはできるけれど,内装はもう現代のものなので…。
(広島城は1945年8月6日の原爆で倒壊,福山城は同8月8日の福山大空襲で焼失…。)
お疲れさまでした。
じっくり堪能させていただきました。
さて次は…。