テストは作成された難度・採点基準次第

テストは作成された難度・採点基準次第

元も子もない。

「100点満点のテストで30点ですよ!?」

もう何年も昔だが,そう詰め寄られたことがある。

正直なところ,100点満点で80点だろうが30点だろうが,出題難度と照らし合わせないと何とも言えないのですよね。

先日も中学生の1学期中間テストの点数を何人かから伺ったのだけれど,同じような学力でも,学校の作成難度によって点数は全然違う。

テスト

ぼちぼち周辺で行われた模試等が返ってきておりまして。

高校生であれば,大学入試は全国区の競争であるので全国統一模試,中でも受験者が進学志望者に限られるものが特に頼りになるのだけれど。

小学生であれば,「周辺地域でどの立ち位置に居るか」が重要になりまして。

「広島県」のくくりでも,「広島市周辺」と「広島県東部」でも集団が大きく異なる。

そのため,「県東部の中学受験生」が受ける模試での立ち位置,これがいちばん頼りになる。

私も模試の作成,チェックに携わったことがあるため,「作成された難度,採点基準次第」というのはよく心得ている。

が,ハッキリ具体的に述べておくと,ローカルな模試,テスト問題や成績自体はタイヘン役に立つデータであるものの,特に意味のない合格判定を付けられていると考えている。

このあたりは,男女で合格ラインが異なる入試であるにもかかわらず,男女同じラインで評価を区切っていることからも伺える。

高校入試,大学入試の模試の感覚で見ている方も多いだろうから,余計混乱が生じているのだと思う。

点数や判定はあくまで「目安」であり,それのみを受け止めるのではなく,失敗があったならば,どのような思考が失敗を導いたのか,どうすれば次に活きるか,これらを考えることが肝要である。

単に「自信を付けるため」「ふさぎこむため」に受けるのではなく,「自身の立ち位置を客観的に知るため」「自身の弱点を知り,向き合ってゆくため」に受けるものである。

採点基準次第

これはあくまで例であり,分かりやすいからよく引用するものであるが…。

「てらこや」の漢字表記,社会で学習する際には「寺子屋」で学習するし,私もそう指導する。

が,実際は「寺小屋」という表記もあり,表記ゆれのある語である。

公立高校の入試で出題された折,とある県では「『寺小屋』も正解」とし,とある県では「『寺小屋』は不正解」としたことがある。

その他,(ネガキャンではないので)具体的な校名はこの場では避けるが,周辺地域の中学入試において,誤った解答を正答とし,その採点基準で採点されていたこともある。

ゆえに,「採点基準次第」である。

これは運否天賦だという意味合いではなく,自身が成長できる部分は成長すべきであるが,出題者の意図との兼ね合いになるということ。

このうち「学力は自分で変えられること」であり,「採点基準は自分で変えることのできないこと」である。

テストは人が作成するものであるし,それが倫理的にどうか,社会的にどうかとは別の問題として,誤りがある場合はあるし,人によって見解の割れる出題もある。

大阪大学で出題ミスがあったのも記憶に新しい。

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