職業柄こういった投稿は目についてしまう。
教員の学力崩壊?
SNSで見かけたもの。
メンタルクリニックだと患者さんで教師は多い。 精神科では学歴を必ず聞く。 ここ何年かの傾向だが、教師はいわゆるFランク大学出身でもなれている。 教師に明らかに向いていない人が、今は教師になっている。 向いていないから、すぐに適応障害を起こす例が多数ある。
難しい投稿だなと思いながら眺めるなど。
以下は単なる持論だが。
教師に向いているかどうか?適応障害を起こすかどうか?……については,私はむしろ学力の高低との相関はさほど大きくないように思う。
たとえば公立中の定期テスト対策のようなものに関しては,学力はさほど必要ないのではないかなぁ。
ただ,指導方針や科目指導内容,また客観性や公正さについては学力の高さが求められるのではないか。
(もちろん高校生に対する一般入試の指導などは,教師の学力の高低による差は顕著であろうが……。)
ふだんどのような教員と接しているかは人それぞれで『教員』のイメージもまちまちであろうから,各ご家庭がどのように考えておられるのかはとても難しいところ。
これは私がそう思っているとか貶めたいというわけでなく,『ちらほら聞く話として』とことわりを入れてから述べるが,『教員は稼げる職業ではない』『教員は職場がブラック』といった話は取り沙汰されるもので。
大学生の頃,私の友人も『何かあったときの保険として教員免許とっとくかな』という理由で教員免許取得のための講義をついでに受けていたものである。
教員でなく塾講師はどうか。
私は塾が好きなので塾講師になったものだが,塾講師になってから聞いた話は『資格も何もいらないし,失業した人の終着点』といったもの。
世間的にはそういうものなのか……と驚いたものだが,周囲のくたびれた塾講師や,職場になじめなかったのであろう塾講師の様子を見ると納得感もある。
(まぁ,私も例に漏れないが。)
学習塾は各地域のスキマ産業であり,ただそれだけの存在であることを自覚しつつ,地域の需要に応えられるようにしてゆく程度。
そこで子どもたちの学力養成という私の自己実現ができればそれで良いかな。
私は私自身のやっていることを誇りに思うけれど,教育業界が客観的にどう見えているのかは意識してゆかねばね。