この日は同じところで2社の展示会が。
今回の主目的は新年度小5小6の教材選定。
育伸社
ご丁寧にハガキでご案内が送られてきたので,早速喜んで予約をしておいたのだ。
訪れると,世界地図と日本地図を頂けた!
大きい地図は社会の授業で使いやすいからたいへん嬉しい!
反面,展示会の内容のほうは手違いで小学生の教材が届かなかったらしい。
残念だ。
が,担当の方がいろいろな話を気さくにしてくださり,情報の共有ができたのでこれが良かった。
また,今後中1の授業の要望がある可能性もあるから,教材を見ておくこと自体は勉強になる。
今まで使ってきたSirius21の表紙がオシャレになっていて「保護者受け良さそうだなぁ…」なんて思ったり。
中央教育研究所
新年度での改訂が多いこともあるからか,大変賑わっていた!
まず,中央教育研究所の方から改訂後の学校教科書についてアドバイスをいただいた。
中でも「内容が難しくなっている」ということが聞けただけでも来てよかった。
実物が手に入るのは当分先になりそうだけれど,なんとなーくでも知っていることが大切だ。
それに合わせ,教材も教科書準拠のものがやや難化しているようだ。
教材の選定
各教材会社の方からお声掛けいただき,丁寧にいろいろ説明していただいた。
気になる教材が多数あったので,3枚にわたって見本を注文してしまった…うーん欲張りである。
国語の教材は,何度も往復して確認し,だいたい決めたが,今まで使ったことの無いものにする予定。
算数の教材は,単元に抜かりがなく,問題数が充実しているものを選ぶ予定。
理科の教材は,カラーのもので,入試対策として申し分ないものを選ぶ予定。
社会の教材は,カラーのもので,これも入試対策として申し分ないものを選ぶ予定。小学校の教科書も「語句より内容理解」を重視するようになってきたため,「ただただ語句を大量投下」といった教材はお役御免となっていきそうだ。
他,気になっているのは,漢字の教材,語彙の教材,「書く」ことにフォーカスした教材だ。
私は「日常生活すべてが国語の学習である」と考えているから,ある意味無学年の科目でもあるので,保護者の相談に対していろいろなご提案ができるようにしておきたい。
英語
いよいよ新年度の5年生から英語が本格的な教科化となる。
塾用教材だけでなく,学校の教科書にもQRコードが埋め込まれており,保護者がデジタルに明るいことが必須となってくる。
英語については,「英語嫌いにならない」ことが大切であるから,なるべく楽しくかつ身に付く教材を使うべきだろうと思う。
が,私は周辺中学の入試に採用されるまでは様子見という立場だ。
なぜなら,「終着点の分からないことを指導する」ことになるから,私には指導するのが難しいと考えているからだ。
国語・算数・理科・社会については,小6のひとつの終着点,中学入試にどのようなものが出題され,そのために何が必要か,さかのぼって考えれば何年生であろうと必要なものは提案できる。
だけど,英語についてはどのようなものが出題されるのかわからない。
中学校へのつなぎとしての指導であれば,私の塾の出番ではないだろう。
英語よりも国語
いま,メディアで煽られている通り,英語の学習は大切だ。
だけど,何年も小学生を指導していて思うのは,「国語の指導にもっと力を入れるべきだ」ということ。
本日出会った,とある方との会話では,「小4くらいの授業,理科社会より国語増やしたいですよね。」という話が。
理科社会については,小4内容は大切であるし,「1回学習した」という状態にしておくという意味では大事だが,まだまだ子ども側の受け入れ態勢が整っていないことが多い。
そういった意味では主教科である国語に力を入れることが大切であるという意見は私も同じだ。
本日出会った,また別の方との会話では,「英語英語って言われてるけど,国語の力,本当に落ちてきていますよね…。若者の国語力が落ちると,国力も落ちていくのではと考えています…。」という話が。
ちょっと話が飛躍している感はあるが,英語よりも「国語力」についてもっとメディアで煽るべきだというのは同感だ。
英語が必要な場面がこれから増えてくるとはいうものの,語学学習には母国語の習熟が先決だろう…。
(英語ばかり煽るメディアには,お金の匂いがするなぁ…。)
話がそれてしまったが,来年度の教科書選定,同じタイトルの問題集でも中身が大きく変わったものも多い。
慌てずじっくり検討したい。