【社会】TOEICカンニング 極小イヤホン
テクノロジーの発展。
TOEICカンニング 極小イヤホン
TOEICカンニング 3ミリの極小イヤホン、中継器も公開 警視庁
↑ニュース記事。
イヤホンは直径3ミリの金属製の球体で、耳の中に入れて骨伝導で音声を聞き、棒状の磁石で取り出すという。外からは中のイヤホンは見えない。中継器は装飾品が付いたペンダントの中に埋め込まれていた。
また警視庁は22日、3月1日に練馬区の試験会場で他人名義で受験したとして、中国籍の京都大大学院生、王立坤被告(27)=京都市=を有印私文書偽造・同行使容疑で再逮捕した。「教え役」とみられ、逮捕は4回目。「黙秘します」と話しているという。
ペーパーテスト。
こういった,最新技術を駆使したカンニングについてはイタチごっこになってしまうよなぁ。
現代はグローバル化により,今やビジネスとして組織犯罪のように行われるようになってしまった。
今回はマニュアル動画まで用意されていたようで。
こんなくだらないことの使い捨てのコマになる人生もあるんだなぁと思わされる。
組織犯罪といえば。
振りこめ詐欺の受け子なんかは,概要が分からない人にとってはまさに『知らないうちに犯罪に加担していた』となってしまうシステムになっているようで。
私も手口を見たから『なるほどなぁ』と理解したけれど,これ初見で回避できない人は結構いそうだなぁと思った覚えがある。
たとえば。
『10万円振り込みます』→『100万円振り込まれる』→『間違えたので90万円返してください』といった流れ。
これにそのまま従うと,それが受け子として犯罪になってしまう。
この状況にはA(詐欺師),B(自分が受け子だと気づいていない受け取り人),C(振り込め詐欺にあっている人)の3人が登場している。
A『10万円振り込みます』とBに伝える。
A『100万円振り込んで』とCにBの口座を伝える。
CがBの口座に100万円振り込む。(これでBが振りこめ詐欺のお金を受け取ったことになる)
A『間違えたので90万円返して』とBにAの口座を伝える。
BがAの口座に90万円を振り込む。(Bは余剰分を返していると思わされている)
結果としては,CからBへ100万円,BからAに90万円が動いたかたち。
Cにとっては100万円を騙し取られた状況で,その騙し取られた先はBである。
こういった手口だそう。
客観的に状況を眺めている身なので分かるけれど,当事者になったときに判断ができるだろうかというところか。
ともあれ,話はそれにそれてしまったが,今後のペーパーテストの在り方はどのようになってゆくのだろう。