【旅行】帰札12
前回までの旅程:札幌着→札幌時計台→大通公園→北海道大学→突発オフ会→2日目おじさんぽ→羊ヶ丘
こめます

地下鉄東豊線に乗り,学園前へ。
こちらの駅の利用も初か。

味処『こめます』。
目的地はココ。

閉業した『リトルスプーン』のカレーを唯一食べられるとのことで,何年も気になっていたところである。
『リトルスプーン』。
大学在籍当時は大盛300円であり,よく利用させていただいたもので。
いまだに年に一度くらいは『リトルスプーンのカレー食べたい……』とSNSでつぶやいており,私にとって故郷の味ともいえる。

もともとが『こめます』なるお店が主軸であるためか,リトルスプーンの内装とは似ても似つかないなぁ。

知ってはいたが,レギュラーのカレーはなく。
とりあえずこのチキンカツカレーをいただくか。
(写真の時点でやや不穏な雰囲気が……。)

あ,こういう感じなのか。
当時は携帯電話の画質も粗く,写真での比較ができないのがザンネンなのだけれど。
銀のお皿の全面にご飯が盛られ,その上に千切りキャベツが敷かれ,そして全面に濃い色のルー。
これが私の記憶の中のリトルスプーンのカレーであった。
このたび目にしたものは見た目に寄せる気がなさそうなことが伺え,暗雲が立ち込める。
口に含んでみても記憶の中の味とは似ても似つかず,単に知らないカレーを食べに来ただけになってしまった。
リトルスプーンファンの客寄せのために名称を用いているけれど,実態は寄せる気がないといったところか。
記憶は思い出すたびに再構築されるものだから美化されている点もあるのであろうけれど,『もうリトルスプーンのカレーは食べられないのだな』と結論付けるに充分な結果となってしまった。
諸行無常。
ポジティブにとらえるならば,今後は未練ともいうべき過去の味にとらわれずに済むことになりそうか。
(いちおう補足しておくと,『諸行無常』は私の大好きな語です。)
すすきの散策

さて,街中(まちなか)へ戻りますか。
『新ラーメン横丁』。
見かけたので入口撮影のみ。
札幌に住んではいたものの,お気に入りのラーメンは見つからず。
札幌の人たち,おもに味噌ラーメンや辛味噌ラーメンが好きな人が多い印象があるのだけれど,私は札幌で食べるなら塩ラーメンかな。

すすきののランドマーク。
ブラックニッカおじさん。

お昼のすすきの散策。
過去の経験から述べると,すすきののイメージは人によって大きく違うようで。
道外の人はいかがわしいところ,道内の人はごはん食べるところ……とイメージしている場合が多いかなと思う。
ここも,『かに食べ放題』『明日から俺のカノジョ』が並んでいる。

夜の街(婉曲表現)には関心がないため,こういった看板自体を観光がてら眺める散策である。
ふだん縁がないアウトサイダー視点だからこそ,面白い。

すすきの散策を終える。
一番搾り,ビールをよく飲んでいた時期に愛飲していました。なつかしい。

写真撮影の観光客がいちばん多かったスポットからの一枚。
こちらにはサッポロビールも映っているなぁ。
さ,続けてのんびりふらふらしようかね。